前回、静電気の除去で直った、と思ったが、結局は一時的なものだったようで、また症状が再発しだした。うちではM705とM705rを使っており、2台とも症状はまったく同じ。
今回はクリックスイッチの接点に、接点復活剤を吹き付けて回復を試みた。
結果は良好。以下その分解手順。
今回分解修理したM705。(写真はM705r。Logicool公式ページより引用)
M705もM705rも形状と構造は同じ。
以下写真は全てM705の分解例。
M705rもネジ形状が違うだけで手順は全く同じ。
まずはネジ外し。ネジは全部で5カ所。
ちなみにM705は六角ボルト、M705rはプラスネジ。
黄○は隠しネジ、赤○は最初から目視できるネジ。
隠しネジのうち、上の2つの隠しネジは滑り板を剥がす必要あり。
下の2つの隠しネジは、電池ケースのシールの裏にある。
こちらはシールを剥がす必要はなく、よく見ると+字の切り込みがある。
+字切り込み部分に六角レンチを突っ込むと、ネジにアクセスできる。
ネジを全て外すと簡単に開くことができる。
1カ所だけケーブルがつながっているので引き抜く。
分離完了。
今回、左の接点スイッチボックスを分解する。
接点スイッチボックス
接点スイッチを開けるには、赤○部分に写真の向きから精密ドライバー(-)等を突っ込んでこじ開ける。
接点カバーをこじ開けたところ。
写真のように、先に奥側をこじ開けたほうが外しやすい。
参考までに、写真のように先に手前側を外すと、奥側が外しにくいので注意。
カバーを外すと接点スイッチがある。
このスイッチ金具に接点復活剤を吹き付ける。
このスイッチ金具も外せるが、無理に外す必要はない。
外すのは簡単だけど、付け方がわかるまでは結構大変。付け方がわかってしまえばどうってことないけど、大変デリケートな部品なのと、接点復活剤を吹くことで酸化被膜が浄化されることを考えれば、無理に外しての接点の洗浄まではしなくてもOK。
ちなみに使った接点復活剤。
10年以上昔に買ったもので、当時1500円。一家に1本あると何かと使う機会があるので、買っておいて損はない。1本で一生使える。
後は元通り組み立てるだけ。
組み立て後、2台ともチャタリングは完全に消失。
直ったかな?
しばらくこのまま様子見ですな。
タグ:PC