2014年06月01日

iモードメールをスマホで送受信する(ドコモメールによる設定方法)

※2014年9月5日 ドコモの仕様変更に合わせて内容更新しました。
※2014年12月11日 記事タイトルを適切なタイトルに変更しました。
本記事内容は、ガラケーのiモードメールを、スマホ(他人名義でも可)で送受信したい場合の設定方法をまとめている。この設定を行うことで、iモードメールはスマホにてpush受信可能となる。

※2014年12月11日追記
本設定を行う方法は2通りあり、本記事は「ドコモメールアプリ」による方法を説明している。「iPhone偽装」による方法もあるため、どちらの方法が適しているかは、以下の記事を参照のこと。
iモードメールをスマホで送受信する(まとめ)
追記ここまで

行いたいこと
 ・ガラケーのiモードメールを、スマホで送受信したい
 ・受信はプッシュでリアルタイムに受信したい
 ・スマホ側の契約情報は一切変更しない
 ・追加費用無し(厳密には、初期設定時にパケット費用が少し発生する)

概要
一言で言えば、「クラウドとなったドコモメールのマルチデバイス利用を有効にすることで、どの端末からでもドコモメールを利用できるようにする」、ということ。

マルチデバイス利用は、iモードだと利用できないので、spモードで利用する。
iモード ガラケーだけでも、実はspモードを契約できる。

しかも、ISPセット割引(-300円)が適用されるので、spモード分は実質無料となる。

iモードとspモードは、全く別のプロバイダなので、spモード用に、新たに1つ *@docomo.ne.jp のメールアドレスが発行される。

つまり、iモードの *@docomo.ne.jp と spモードの *@docomo.ne.jp の2つのアドレスを持つことになる。(同じアドレスにはできない)

ただ特例的に、iモードとspモードのメールアドレスは、入れ替えることができるので、spモード側にて、iモードのメールアドレスで利用することができるようになる。入れ替えイメージは以下のとおり。

入替前のメールアドレス
ガラケー  imode_address@docomo.ne.jp
SPモード  spmode_address@docomo.ne.jp
 ↓
入替後のメールアドレス
ガラケー  spmode_address@docomo.ne.jp
SPモード  imode_address@docomo.ne.jp


必要なもの、契約等
・自分名義のiモードガラケー
・ガラケー側のMy docomo ID
 (持ってなければドコモのサイトで取得。無料。)
・ガラケー側のspモード契約(現iモード契約に加え追加契約、無料。後述。)
・FOMA通信が可能なスマホ(設定時のみ必要)
・常用予定のスマホ(FOMA通信が可能なら↑と兼ねてもよい)

必要なスマホ用アプリ
・IMAP IDLEに対応したメールアプリ
  Androidであれば「MailDroid」がおすすめ。
・ドコモメールアプリ(初期設定時のみ必要)

手順
※実施する前に、My docomo IDを取得しておくこと。

1.spモードを契約する
スマホを持っておらず、ガラケーしか持っていない場合でも、spモードを契約することができる。

spモードの契約手続きは、以下から行える。
https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/

My docomoログイン → ドコモオンライン手続き → ご契約内容確認・変更 →
「ご契約内容確認・変更」の3ページ目、「spモード(iモード契約可)」の申込 を行う。※「spモード」ではなく、「spモード(iモード契約可)」の方。

契約すると、既契約中のiモードはそのままに、spモードの契約が追加される。
ISPセット割引(-300円)が適用されて、spモード分は実質無料。

2.「docomo ID利用設定」を有効にする
これは、ドコモメールのマルチデバイス利用を許可するための設定。
この設定は、スマホからアクセスした場合のみ実施可能なため、ガラケーのSIMをスマホに挿入して実施する必要がある。
ガラケーのSIMはFOMAのため、この設定時だけは、FOMA通信が可能なスマホで行う必要がある。常用予定のスマホがFOMA通信可能ならそれでもよい。

設定には、「ドコモメールアプリ」が必要になるので、インストールされてなければ先にインストールしておく。
「spモードメールアプリ」だとダメ。「spモードメールアプリ」は、アプリのアイコンに「SP」マーク入りなので見分けられる。

手順
Androidの設定にて、モバイルネットワークはspモードを選択しておく。

電源をOFFにし、
ガラケーのSIMをFOMA通信可能なスマホにセットして起動する

※パケット通信料は、挿しているSIMに発生する。余計なことはせずに、必要な作業のみに専念する。

WiFiをOFFにする
ドコモメールアプリを起動。
[メール設定]より[ドコモメール設定サイト]にアクセスし、[docomo ID利用設定確認]からdocomo ID利用設定を「利用する」に設定する。
以上で完了。

電源OFFし、ガラケーのSIMを抜く。

設定用のFOMA通信可能スマホはもう使わない。

spモードのメールアドレスをメモ
spモードの初期メールアドレスは、dメニューにて確認することができる。
PCからでもいいので以下のdメニューに行く。
http://smt.docomo.ne.jp/portal/support/src/support_index.html?d_and_tab_cont

サービス・メールなどの設定 → メール設定 → 一般設定の各メニューにて、spモードの初期メールアドレスを確認できるのでメモしておく。
spモードのメールアドレスは、一時的に使うだけなのでこのままでもよいが、変更したければここで変更も可能。

とりあえず、メモったアドレスを、spモードアドレス(仮)とする。

3.spモードの確認のため、spモードアドレス(仮)でメーラーを設定
※ここからの設定は、常用するスマホにて行う。
IMAP IDLE対応のメーラーを利用し、設定は以下に従う。
ドコモサイト:他のメールソフトからのご利用方法

以下は上記ドコモが提示しているメール設定を元に、自分がMailDroidを設定した内容。
MailDroidはplayストアからインストールしておく。

MailDroid設定画面
spモードアドレス(仮)と
ドコモID(=My docomo ID)のパスワードを入力し、「手動設定」を選択。


アカウントタイプは「IMAP」を選択。


メールサーバ設定
以下の通り、必要な項目(赤字箇所)を記入。

記入を終えたら「次」押下で完了。

完了後、spモードアドレス(仮)にて、送信、及びpush受信可能か確認する。
問題なければ、いよいよiモード/spモードアドレスを入れ替える。


4.iモード/spモードアドレス入替え
dメニューに行く(PCからでもよい)
http://smt.docomo.ne.jp/portal/support/src/support_index.html?d_and_tab_cont
右上のお客様サポート → サービス・メールなどの設定 → メール設定 → メールアドレス入替え
にて、入れ替え設定を行う。

これで、これまでのiモードメールアドレスを使って、スマホ上で送受信できるはず。
メーラー上の表示名が、spモードアドレス(仮)のままだと思うので、適当に表示名を変更する。

入れ替えるとうまくいかない場合、3.で設定したspモードアドレス(仮)の設定を破棄して、最初からiモードメールアドレスで設定し直してみる。

以上で完了!

ちなみに、spモードアドレス(仮)に送信すると、ガラケーが受信する。
元に戻したい場合は、上記4.を実施。



タグ:スマホ
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2014年06月22日

ECS LIVA (Celeron N2806) にてQSVを使う

うちのECS LIVAのCPUはCeleron N2806。
IntelのスペックシートではN2806はQuick Sync Video(QSV)は非対応となっており、確かにその通りQSVは利用できていなかった。

しかし、Intel HD Graphics の最新版のドライバに入れ替えると、なんとN2806でもQSVが利用可能となった!
Intel HD Graphics ドライバ 15.33.18.64.3496 (10.18.10.3496)

上記を15.33.18.64.3496をインストールすると、Intel HD Graphicsのプロパティ上では、10.18.10.3408 から 10.18.10.3496になる。

さっそく、QSVが有効か、MediaConverterにて確認してみた。
クリックすると拡大


右下のリストボックスの通り、N2806でもQSVが有効であることがわかる。
ちなみに、旧ドライバ(10.18.10.3408)のままだと、このハードウェアアクセラレーションのリストボックスすら出てこない。

さっそくQSVにて、1440x1080、45秒のtsファイルをエンコードしてみた。
結果、CPU使用率は50%ほど。

試しに、ハードウェアアクセラレーション を「なし」でエンコードすると、CPU100%張り付き。

確かにQSVは有効なようである。

でもね、なぜかハードウェアアクセラレーション 「なし」のほうが速いんだよね・・・
というよりQSVなのに遅すぎ。45秒の動画のエンコードに5分半・・・
ハードウェアアクセラレーション 「なし」だと2分半ほど。

できあがったファイルサイズは、QSVのほうが1.3倍ほど大きい。
同じパラメータなので、ファイルサイズの差はエンコーダーの違いによるものだろうから、QSVは動作してると考えていいんだろうけど、なんだかなぁ。


タグ:LIVA
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