好き好んで中華タブを選んでる訳じゃないんだけど、用途次第で中華タブも十分検討対象になる。ちなみにAndroid端末は増えに増えて、V989含めて8台もある。国産4台、海外4台だけど、国産は無駄に高い、というのが正直な印象。
Vi40は予想外に安定していたので、自分の中での中華タブのイメージはそんなに悪くはなかったりする。
Vi40は購入してから2年半もの間、子供たちに極めて乱暴に酷使されまくり、何度も床に落とされてボロボロだけど、弱音を吐くこと無く安定動作し続けている。
今回の購入目的は、電子書籍を見やすく表示したかったため。
なので重視したのは10インチクラス以上、超高精細、4:3であること。
性能は二の次。
候補は多数あったけど、比較的新しくて安かったONDA V989を買ってみた。
我が家の過酷な使用条件を耐え抜いているVi40と同じONDA製というのも決め手の1つ。
amazon内のストアで税込み/送料込みで22300円。
ディスプレイは9.7インチ(2048x1536)の4:3。
表示品質は不相応にすばらしい!
iPadと同じパネルなので選んだんだけど、この表示品質だけで、多少の粗相があっても許してあげなければならない、と思わせるものがあるw
iOSチックなホームアプリに中華アプリが満載な画面を見た時、なんとも言えない複雑な気持ちになるが、どうせ総入れ替えだから気にしない。
そっこー入れ替えたので、画面ショットは残していない。
言語設定は日本語になっていたので、設定画面で困ることはないだろう。
root化はされていないが、簡単にroot化は可能。こちらはまた別途。
質感は、Vi40に比べて大きく向上した印象。
シンプルにまとまっていて悪くないと思う。
※画面はカスタムROM導入後のもの。
背面はアルミ。
重さは実測で514gだった。
ハードウェアのリビジョンはV4。
ボタン類は電源と音量Up/Downのみ。
端子類は、MicroSD、MicroUSB3.0、MicroHDMI、イヤホンミニジャック。
ちなみにMicroUSB3.0の端子は、MicroUSB2.0と端子の形が全然違うけど、MicroUSB2.0の端子を挿すことも可能。MicroUSB2.0でもPCとのデータ通信や充電にも使える。
タブレット情報。
WiFiは802.11b/g/n の2.4GHzのみ。
しかも最大リンク速度は65Mbps。今時これはないだろう。
3年以上前に発売のVi40でさえ150Mbpsでリンクアップするというのに、なんでこんなことをしてくるのか??
性能を左右する大変に重要な機能なのに、スペック表ではわからないコストダウンをするメーカーの姿勢に、一気に気持ちは萎え気味。。。
購入時の構成のまま、Antutuベンチマークを実施した結果。
スコア:65969
え!?
なんだろう、この信じ難い結果はw
少なくともこのスコアなりの体感は無いかなぁ。
big.LITTLEの8コアで、実質4コアなんだけど、ベンチの時だけ8コアがフル稼働するのかもしれんね。それでもここまでのスコアになるかなぁ??
当初の目的の電子書籍の閲覧について
dtab(10.1インチ 1280x800 16:10)との比較では、満足度は非常に高い。
マンガの場合、
dtabは、見開き表示だと字が潰れるので縦持ち片面表示だった。
V989は、見開き表示でもクリアに文字が判読できるので、見開き表示で問題なく閲覧できている。
雑誌の場合、
dtabは、見開きだと字が潰れるので、縦持ち片面表示。それでも字が潰れて読めなかったりするので、ちょくちょく拡大が必要だった。
V989は、見開き表示でもクリアに文字が判読可能。ただし文字が小さすぎるので、縦持ち片面表示にしている。V989の場合は縦持ち片面表示でも、拡大せずに楽に読める。
以上のように、dtabから比べると大幅に使い勝手が向上した印象。
使用感について
先に書いた通り、ベンチマークのスコアは全くあてにならないけど、普段使いではさくさく動作する。でもスクロールがカクつくことが多いため、体感的な品質はいまいち。dtabよりスクロールのヌルヌル感は劣るけど、処理速度は大幅にV989の方が速い。
ただアプリによってはiPad以上にヌルヌルなものもあるので、最適化次第では快適マシンになれる素質はありそう。遅いわけではないだけに惜しい。
バッテリー持ちについて
普段使い(ゲーム10%、Webブラウジング40%、電子書籍50%)で概ね10%/hで減っていくので、自分の利用スタイルだと、10時間ほど使えると思われる。
スリープ時は24時間で1%ほどなので無視できるレベル。
予想外にバッテリー持ちがいい印象。
総合的にみて
電子書籍が快適に閲覧できればよく、多くは望んでなかっただけに、予想外によかったという印象。
WiFiが残念な感じだが、実効速度は35Mbps程度なので、困ることはほぼ無い。
値段を考えると大変お得な端末だと思う。
ブックリーダーとして落ち着く前に、いろいろいじり倒してみよう。