http://www.pref.kanagawa.jp/zei/kenzei/a010/015.html
これに伴い、若干手順が変わったので、2015年8月に実施したユーザー車検の内容に更新。
またいつものように横浜陸運局にてユーザー車検を行ってきた。
総額67460円。(重量税37800円+自賠責27840円+検査手数料1800円+20円)
もうかれこれ10回目のユーザ車検で、今のBNR32では実に9回目のユーザー車検。車検は基本的に自分で行うようにしている。
初めての車検は業者に頼んだが、非常に無駄が多かった。
そのときは親父のお下がりのマークIIで、製造から既に10年以上経過したポンコツだった。
こいつを近所の自動車整備工場に車検を依頼したところ、交換しなくてもよかった部品をいっぱいいっぱい換えられ、総額16万円ほど。
2年に一度とはいえ「車検は無駄に高い」、と感じたものだった。これは車検実費の2倍以上の金額。
さらにこのとき代車で借りていたポンコツのコロナのほうが装備、程度、乗り心地ともよかったこともその気持ちに拍車をかけてたのかもしれない。
代車のほうが程度がいい、というのは正直想定外だった。
「代車よりもポンコツな車に膨大な車検費用...」
このフレーズがしばらく頭から抜けなかった。。。
その次に乗っていたS13シルビアで初のユーザー車検を行い、必要最低限の費用で車検が可能なことを知る。
きちんと整備さえしておけばユーザー車検で問題ないし、無駄な部品交換もされずに済む。
以後、BNR32に乗り換えてからずっとユーザー車検で今日に至る。
簡単にユーザー車検の流れを備忘録を兼ねて以下に示す。
1.予約
2週間前から予約を受け付けている。
以下のサイトでIDを取得して予約。
https://www.yoyaku.naltec.go.jp/pc/reservationTop.do
2.整備
当たり前だが必要な整備は自分で行うこと。
3.書類の準備
実はこれが一番面倒だったりするが、これさえ揃えれば車検の8割は終わったも同然!?
準備する書類は以下の通り。
(1).点検整備記録簿
(2).継続検査申請書(OCR)厚紙 鉛筆記入
(3).重量税納付書
(4).自動車検査票
(5).車検証
(6).自賠責(旧)
(7).自賠責(新)
(1)は、自分の車の整備手帳のものを使う。なければディーラーにもらうか現地で買う。「2.整備」の時点で記入しておくこと。
(2)〜(4)は、現地で購入する。(20円)
また現地で(7)の自賠責に加入可能。
書類の準備は当日でなくても事前に全て行えるので、余裕があれば事前に準備しておくのが理想。
1日で済ます場合は、当日持っていくものと、現地で調達するものは以下の通り。
当日、持っていくもの
・書類:上記(1),(5),(6)
・印鑑 ← 忘れずに!!
・ロービームの目隠し(適当なテープと適当な紙)
→ ハイ/ロー同時点灯する車の場合は必要。
当日、現地で調達するもの
・書類:(2),(3),(4),(7)
4.書類購入&記入
建物3で購入し、建物2にある記入例に従って記入する。
※建物4は、納税証明書が省略できるようになった関係で、行く必要がなくなりました。
googleマップ上の位置
■建物3に向かって右側入り口
車検証と自賠責(旧)を提示し、自賠責に加入。
自賠責:27840円
※ちなみに年度によって大きく値段が違う。以下過去実績。
2005年:27600円, 2007年:30830円, 2009年:22470円, 2011年:24950円, 2013年:27840円
■建物3に向かって左側入り口
車検用書類をください、と言えば、(2)〜(4)を出してもらえるので購入。(20円)
(1)定期整備記録簿も買う場合は、別途要求すること。(20円)
隣の窓口で「継続検査」である旨伝え、車検証を提示。
重量税、検査手数料を支払い、印紙をもらう。
重量税 :37800円 → 「(3).重量税納付書」に貼る
検査手数料 : 1800円 → 「(4).自動車検査票」に貼る
納税証明確認印をもらう。
「納税証明書、車検証を提出し、車検証に納税証明確認印を押してもらう。
■建物2に移動して書類に記入
書類(2),(3),(4)を記入。(書類(1)は事前整備で記入しているはず)
7番カウンターの前に記入例があるのでそれを参考に。
全て記入例の通りでOK。
書類「(4).自動車検査票」はいろいろ記入しなければならないように感じるが、例の通り、上段の車両形式部分と、下段の住所、氏名のみでOK。これは検査ラインで検査官が記入するもののため。
以上で書類の準備完了!
5.自動車検査
初めてで不安であれば陸運の近所の予備車検場でチェックしてもらうとよい。
3000円ぐらいかかるが手順もわかるし不良箇所の修正もできて確実。
■受付
建物2の7番窓口で予約番号を言って全書類を提出。
■ロービームの目隠しをする
ヘッドライトのハイ/ローが同時点灯する場合、左右のロービームの光が漏れないよう簡単な目隠しをする。直ビームが漏れない程度に簡単でよい。
※光軸の検査はハイビームが対象。
■検査ラインに並ぶ
検査ラインは2WD用、2WD/4WD用がある。2WD/4WD用は新しいラインなのでガイドが行き届いていて簡単。
ちなみに新しい2WD/4WD用検査ラインは、奥から順に00, 3, 7の3本ある。
■灯火類、保安装置の検査
検査ラインに並んでいると、検査官が目視でチェックしてくれるので、検査官が来たら「ユーザ車検です」と言って書類一式を渡す。後は検査官の指示に従う。
指示に従って自分が操作をしなければならないのは以下の通り。
前方側
ハザード、ウィンカー左右、ロービーム、ハイビーム、
ワイパー、ウォッシャー、クラクション
※ライトは点灯させたままにしておく
後方側
ハザード、ウィンカー左右、ブレーキ、バックランプ
最後にボンネットオープン
以上で検査官の検査完了。ヘッドライトを消す。
■検査ラインでの検査
ここからは全て自分で行う。
いずれも電光板に文章で指示が出るので、何をすればよいか迷うことはない。
以下のポイント0〜3は停車位置。(そのような表示があるわけではない)
ポイント0(入口停車位置)
上方の赤ランプが青になったら、ポイント1までゆっくり車を進める。
※再検査(後述)じゃなければ、左側にあるスイッチボックスは操作不要。
※入口に排ガス検査器があるが、ディーゼル用なので、ガソリン車は無視する。
ポイント1
・サイドスリップ ポイント1に移動する間に自動で検査される。
まっすぐゆっくり通過するだけ。ハンドルには触らずに。
・スピード 40km/hでパッシング、2速で。
・ライトの光軸 ハイビームにして待つ。
・フットブレーキ 床が抜けるまで踏む。
・サイドブレーキ ワイヤーが切れるまで引く。
車を進める。
ポイント2
・排ガス A,B,CボタンがあるのでBボタンを押す。(自車の場合)
※年式によるのでラインに入る前に検査官に要確認。
マフラーに検査棒を根元まで入れしばらく待つ。
ポイント2終了時に検査票を記録器に挿入して押印。
車を進める。
ポイント3
・下回り検査 電光板の指示通りに。
ポイント3終了時に検査票を記録器に挿入して押印。
記録後、横の料金所みたいなところに全書類を提出。
以上で検査ライン終了。
もしNG箇所があってもその日のうちであれば何度でも追加費用なしに再検査可能。NGだった場合の対処については後述。
6.車検証の受け取り
車を駐車場へ移動させて、建物2の7番の受付に書類を提出すると、新しい車検証と、ステッカーを渡される。
以上。
■検査NGの場合の再検査について
NG箇所を修理し、その日のうちなら手数料はかからない。
修理後、再度検査ラインに並び、検査員にNG箇所の再検査を告げ、NG箇所のみ検査する。
この時、どうすればよいか検査員が説明してくれるが、その時のメモを。
なにもせずに検査ラインに進入すると、全ての検査を受けなければならないので、検査ライン進入前に検査項目を絞り込む。
検査項目の絞り込み方法は、検査ライン入り口の左側にあるスイッチボックスにて、必要な検査項目を押すことで可能。
押すタイミングは、検査ラインの入り口停止位置で停車し、赤信号が青になったら降車し、左にあるスイッチボックスを押す。検査後、記録器での押印を忘れずに。
以上でOK。
もし検査が後日の場合、再検査の手数料が発生する。
建物3にて、不良箇所の再検査である旨を告げ、検査手数料を支払う。(1300円)
この時、印紙はまだ貼らず、書類一式を建物2の7番窓口に提出。印紙はここで貼ってもらえる。
あとは、上記再検査の手順と同じ。
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