2011年12月03日

ArcSoft MediaConverter7 と MediaConverter7.5 の違い

ArcSoftのMediaConverterは、MediaConverter7とMediaConverter7.5がリリースされており、新しいほうがいいだろうということでMediaConverter7.5を購入したが、改めてMediaConverter7から何が進化しているのか、検証をしてみた。
ちなみにMediaConverter7は日本語版が存在するが、MediaConverter7.5は英語版のみとなる。

■比較対象
・MediaConverter7日本語版(15日間お試し版)
・MediaConverter7.5英語版(製品版)

■見た目
画面や設定メニュー等全て同じ、ついでに、タイトルバーはどちらも「MediaConverter7」なので、言語の違いを除いて見分けはつかいない。

MediaConverter7.5の画面


実際使ってみると、いくつかの機能追加と仕様変更があるようだ。以下に気付いた点をまとめてみた。

■MediaConverter7.5に追加された機能
・簡易編集機能
 部分切り出し、映像調整(輝度、ノイズ、色調調整)、エフェクト、といった編集が可能になった。

編集画面




映像調整やエフェクトは使うことはないと思うが、部分切り出しはもしかしたら役に立つかもしれない。
ただし、1部分を切り出せるだけなので、先頭と最後の余計な部分を除くぐらいしか使い道はない。

■MediaConverter7.5で仕様上変更された点
・高画質設定の仕様変更
MediaConverter7では、オプションの高画質設定がOFFの場合はインタレース解除に失敗しているが、MediaConverter7.5では高画質設定がOFFでもインタレース解除はうまくいっている。
結果として、MediaConverter7.5ではQSV有効にして高画質設定OFFでも、鑑賞に耐える画質を保って、しかも高速でエンコードされる。

・ソフトウェアエンコの仕様変更
MediaConverter7の場合、うちの環境ではソフトウェアエンコのほうが速かったりする。ソフトウェアエンコの場合、高画質設定OFFでもONとして動作する模様。
対してMediaConverter7.5のソフトウェアエンコはとても遅い。MediaConverter7はCPU負荷ほぼ100%なのに対し、MediaConverter7.5はCPU負荷45%ぐらいなので、MediaConverter7.5は意図的にwaitを入れていると思われる。

■変換時間の比較
ソース 21分のTSファイル 2.18GB(1440x1080)
PS3プロファイル オートフィット(同解像度、同フレームレート出力)

以下処理結果。
※インタレース解除に関する設定項目はないが、1.以外は全てインタレース解除は成功する。
QSV有効 高画質設定OFF 
(1).MediaConverter7 3:05 620MB CPU負荷10% インタレース縞で鑑賞には厳しい。サイズもでかく実質使えない
(2).MediaConverter7.5 4:13 501MB CPU負荷10% 1以外では一番速い、1以外の中で若干画質は劣る

QSV有効 高画質設定ON
(3).MediaConverter7 5:25 444MB CPU負荷30% 速度、画質、サイズ、負荷を考えると一番バランスがいい
(4).MediaConverter7.5 7:00 444MB CPU負荷30% 画質は7も7.5も同じだけど7より遅くなっているOrz

QSV無効
(5).MediaConverter7 4:21 444MB CPU負荷100% 同じ画質を吐き出す中では一番速い
(6).MediaConverter7.5 9:25 444MB CPU負荷45% 意図的にwaitが入れられてるのでは? CPUパワーが生かせないOrz

画質は、(3)=(4)=(5)=(6)>(2)>>>>(1)
上記比較の結果、(1)は論外として、高速、かつ高画質なのはQSVを無効にしたMediaConverter7となる。
高画質設定ONだと、QSV有効無効に関わらず、MediaConverter7の方が速い。
一番速いのはQSV無効にしたMediaConverter7。

なんなんだこの残念すぎる結果は・・・
MediaConverter7.5は良いとこ無しじゃないか・・・
しかもQSV無効の7.0のほうが速いというのもなんだかなぁ・・・

上の結果をまとめると、、、
QSVだけ(=1)だと速いけどインタレース縞で使えない画質。
そこを改善したのが(2)ってことなんだろうけど、画質はちょっと劣る。(鑑賞には耐えるが)
結局、満足のいく画質にするにはCPUでもある程度は処理してやる必要があり、QSV+CPU(3と4)となる。しかしQSV+CPUでは情報受け渡しのオーバーヘッドがでかいのだろう。
なのでQSV無効のCPUだけ(5)のほうが速い、ということだと思われる。

QSVいらねーじゃん、となるところだが、いやいや、消費電力に目を向けると、処理中に消費する消費電力のトータルはQSV有効のほうが低い。あとQSVだとCPUに余裕があるので、エンコード中もストレスなくほかのことができるのも大きい。

こうして改めて比べてみると、MediaConverter7をQSV有効 高画質設定ON で利用するのが一番よかったのかもしれない。
MediaConverter7.5は失敗だったかも・・・
なんてこったい!

まあでもこれは自分の主観であって、(2)の画質で満足ならMediaConverter7.5は良い選択だろう。
あとMediaConverter7.5は簡単な編集機能がある点もポイントだ。
タグ:MediaConverter7
posted by frogie at 15:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 録画サーバ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。質問です。
高画質設定とありますが、SimHDの項目のことですか?
Posted by 柴犬 at 2012年02月21日 23:46
ご覧頂きありがとうございます。
高画質設定とはおっしゃる通りSimHDのことになります。
ちょっとわかりにくかったですね、すみません^^;
Posted by frogie at 2012年02月22日 19:36
   
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